東屋敷平仁 解説平敷屋朝敏貧家記考 索引

平仁の解説貧家記考へのリンクです。

貧家記考 序章

貧家記考 第一章一節

第一首~第五首

貧家記考 第一章二節

第六首~第十首

貧家記考 第二章一節

第十一首~第十五首

貧家記考 第二章二節

第十六首~第二十首

貧家記考 第三章一節

第二十一首~第二十五首

貧家記考 第三章二節

第二十六首~第三十首

貧家記考 第四章一節

第三十一首~第三十五首

貧家記考 第四章二節

第三十六首~第四十首


幻想琉球の写真家東屋敷平仁が半世紀の時を翔けて歴史難題に挑む。悠久の歴史の中で闇に葬られた琉球王国の大陸手法による政治弾圧事件を推理し、確かな時代考証の真実史として十八世紀初頭に勃発した琉球王国の難題「落書事件」の深層に迫る。三司官蔡温によって惨虐処刑された政治犯・平敷屋友寄組の遺恨を現代感覚で解説する。

朝敏辞世の句

乱れ髪さばく 世の中のさばき 引きがそこなたら 垢もぬがぬみだれがみさばく よのなかのさばき ひきがそこなたら あかもぬがぬ

 組踊り手水の縁(ハンザヤマー)で知られる琉球王国の稀代の天才文人革命家・平敷屋朝敏は、尚敬王の治世に三司官蔡温によって反体制派への焚書坑儒の弾劾訴追を受けて抹殺され無念の辞世を遺し、安謝の珊瑚の白砂の刑場で磔八つ裂きの極刑に処せられて天逝した。

貧家記考中索引

追記:SiteTitleを「解説」と「論評」の二通りを採用していますがこれはロゴジェネレーターのフォントに中国漢字を採用しているため【解説】の語彙が和製で【説】の字が中国製フォントにはないためにジェネレーター生成のロゴ採用処置による回避不能なバグです。
(ΘΘ; 亭主敬白

 その後この問題は解決策を見つけて以後のロゴ製作は解説の文字統一が可能になりました。すべて統一的に交換するべきですが煩わしいのでこれまでのロゴはそのまま使用を続けます。ご了承ください。


琉球王国二大女流歌人の怪


琉球王国の二大女流歌人の吉屋チルーこと吉屋鶴、恩納ナビーこと恩納鍋。この琉歌の女流歌人は揃って同時代に存在していたが、その存在の証明がなされる歴史的な証拠となるものが数首の琉歌しかない。この二人は平敷屋朝敏の処刑によってその存在も闇に溶け込むように掻き消えてしまっている。 だが、確かにこの二大女流歌人は存在した。いや、あたかも存在していたようにその琉歌が今日までもたらされている。謎は謎として伏しておくに限るのか、それとも徹底的に暴き出し世に謎の真意を啓発すべきなのか。平仁が解説する「琉球王国二大女流歌人の怪」乞うご期待!

  • image01 琉球王国二台女流歌人の怪
    クリックしてください。拡大画像です。
    x Close 閉じるボタンはここです。(*Θ_Θ*)/ image01

    /琉球王国二大女流歌人の怪/

    撮影:東屋敷平仁    

    私がある時期の以前の琉球史を考察する上で一番大事にすることはインスピレーションである。  何故なら、その時代以前の琉球史はそのほとんどの史実に信憑性が薄いからである。  いわゆる検証することも論証する事も不可能に近いほど記録が皆無なのである。  多くの沖縄の学者はこの問題を琉球は文字の導入がすこぶる遅く記録に遺すことができなかったと記述している。あきれたことを言うものである。  文化が伝播して言語がもたらされたと言うことはその言語を使う人々が導入したと言えるだろう。人が入植すれば言語に付随して文字が当然もたらされるに決まっている。  ましてや琉球人の祖先は大和人なのだから当然大和文化を持って渡来した琉球人の祖先たちがいてその人々が大和の各地と交易をして大和文化の進展の度合いに見合った琉球の大和文化を培ってきたのである。  と言うことはとりもなおさず大和の国が文字を使用していた時には並行して文字を使用していたと考えねばならない。  同じ文化圏で言語が同じなら当然に文字の導入時期も同じであったはずである。何をどう考えたら文字だけ後から入ったなどと理屈や道理に合わない解釈が出来るのであろうか。
    ある時期を境に大陸の傀儡政権によって日本との歴史的な関わりのある公文書をすべて焼き捨ててしまったと看做すべきであり、それを否定するのは大陸の傀儡勢力を擁護する勢力だと断定することが可能だ。そのことに気づいていても沖縄人としては久米三十六姓の権威には対抗すべき力関係がなくて所詮は負け犬の遠吠え的な一不満分子としてみなされて排除されるのがおちだと知り得ているから声を挙げることもしなくなっているのだろう。  琉球の歴史記録がある時期以前を境にして極めて不明瞭で明確な記録が残っていないことはあくまでも政治的思惑による政治的工作がなされてきていることを前提にして今後の検証作業に当たる必要が在る。


    Copyright © 2017 Heijin Studio.. All Rights Reserved.

「吉屋チルー物語・予告」


チルーは嗚咽したいほど悲しかった。哭いて叫んで悲しみをどこかへ追いやりたかった。だが、耐えた、耐えて堪えて立ち震えながら悪行の様を見つめ続けた。わなわなと怒りがこみあげてくるのをこの時に初めて腹の底から感じていた。
そんなチルーのやるせない姿に朝敏はチルーの肩を激しく引き寄せチルーを勁く抱きしめて悲痛に打ち震えより冷たさを増したチルーの耳元へ声を殺してつぶやいた。 「泣くんだ。思い切り泣け。哭いても恥ではない。心の底から泣いてこの悲しみを忘れるな。」
 朝敏にとっても( ^ω^)・・・続く、乞うご期待!

inserted by FC2 system